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今季はScioscia体制17年目となります。過去5年で負け越しは1度だけ。ちなみにエンジェルスタジアムはセーフコと同じくらい投手有利のスタジアムです。
オフの主な動き
IN | OUT |
Andrelton Simmons (SS) | Erick Aybar (SS) |
Yunel Escobar (3B) | David Freese (3B) |
Daniel Nava (OF) | Chris Iannetta (C) |
Geovany Soto (C) | Matt Joyce (OF) |
Al Alburquerque (RP) | Mat Latos (SP) |
Craig Gentry (OF) | Shane Victorino (OF) |
Cliff Penington (SS) | David Murphy (OF) |
Rafael Ortega (OF) | David DeJesus (OF) |
Deolis Guerra (RP) | Dan Robertson (OF) |
Jefry Marte (1B/3B) | Grant Green (2B/OF) |
Todd Cunningham (OF) | Vinnie Pestano (RP) |
| Collin Cowgill (OF) |
| |
Javy Guerra (RP) | Sean Newcomb (SP) |
Lucas Luetge (RP) | |
大きな動きとしては長年LAAのSSを張ってきたAybarをトレードして守備の達人Simmonsを連れてきたことがあげられます。Aybarに見切りをつけて若くて長期契約しているSimmonsを獲ったのは良い動きかもしれませんけど(ATL側から見れば、SSにはARIから強奪したSwansonというスター候補が控えていることを考えると、守備の人Simmonsに今後上昇していく高額年俸を支払わくて済むという良いトレードになったと思います。話は逸れますけど、SwansonとShelby MillerのトレードってARIはそこまでしてMillerが欲しかったのかと思ってしまうくらいATLの大勝利に見えるんですよね。もちろんARIはSPが足りてなかったのはわかりますし、Millerの昨季は205.1イニングで3.02という立派な成績なんですけど、SwansonのほかにInciarteとAaron Blairまで付いてるんですから、詐欺と言ったら聞こえは悪いけどATLは上手いことやったと思えてしまいます。ともかく、ATLは今オフの勝ち組であり、数年後が楽しみです。)、問題はエース級になる可能性もあるとされるNewcombを付けてしまったこと。Simmonsが平均くらい打ってくれるならNewcombを付ける価値はあるんでしょうし、そのくらいしないとATLもチームの顔であるSSを出すことはなかったのかもしれませんけど、もったいない気がしてしまうトレードでした(個人的にはHeaneyがかなりお気に入りなので、2017年以降Newcombと2人でローテの核になってほしかったんですよね)。
3BにはFreeseに代わってEscobarを獲得しています。トレードの交換相手としてブルペンで頑張ったGottを差し出しています。昨季のEscobarはキャリア2度目の3割を達成するなどwRC+が久々に100を超えて120を記録しています。守備では昨季から3Bに回っていますが大きなマイナスが出ています。
1BとDHはPujolsとCronですが、Pujolsの状態は常に心配の種であり健康であれば平均を超える打者であるのは明らかですが、不調であれば代わりの選手があ必要になります。マリナーズにいたChoiもいるのでもしかするとメジャーデビューのチャンスがあるかもしれません。ほかにはNavaが1Bもできますし、新加入のMarteもいます。
2Bは今季もGiavotella。昨季は守備でマイナスを出してはいるものの全体的にそつなくこなせるというか平均的なイメージでしょうか。
IFの控えはPenningtonが努めます。
CはIannettaが抜けてSotoを獲得しています。基本的にはCarlos Perezの出番がますます増えることになってSotoは控えになるのではないかと思います。
OFはCFにTrout。RFにCalhoun。LFは新加入のNavaとGentryで出場機会を分け合うことになりそうです。Navaは紹介したことがあるかもしれませんが、右投手に強いスイッチヒッターで、キャリアで対左は.212/.291/.295ながら対右は.281/.377/.409とまずまずの数字。Gentryは守備が良く、左投手はまあ打てるということで何度か取り上げているので言うまでもありませんが、健康状態もあってか数字で見れば守備力は落ちていますね。
TroutとCalhounはそれぞれCFとRFをほぼ全試合守り、Calhounはゴールドグラバーとなりました。Troutはご存じのとおり年々筋肉の鎧を重ね続けパワーは上がっていますが、トップスピードにのるまでの時間がかかるようになっているものと思われ盗塁数が二桁を切るのではないかという状況。スピード自体は明らかに平均以上ですから、あまり重くなりすぎると怪我が怖くなってきますね。現代の最強プレイヤーであることに疑いの余地はなくMVPを何回獲れるかに注目しなければいけないくらいです。Calhounは昨季自己最高の26HRを記録しましたが、ISOを見る限りではさほど大きな変化はありません。守備に魅力ある選手で打撃走塁も平均以上の成績を今季も残せるのかどうか。
Simmonsの加入が守備という面で大きいことは誰の目から見ても明らかですEscobar, Giavotellaが守備でマイナス数値を出しているということを打ち消してしまうほど広大な守備範囲と肩を持っています。OFも全ポジションで平均はクリアできるはずです。
走塁にはさほど魅力を感じません。Troutも数値的には走れなくなってきているし、新加入の選手たちも走れる選手ではありません。CalhounやSimmonsがどのくらい積極的にやれるかということでしょうか。
ローテは現時点で2名の故障者情報が入っています。C.J. Wilsonは肩なので確かなことは言えませんけど、開幕には間に合わないようで、Weaverももしかしたら開幕は難しいかという状況。LAAとしては数年前にこの2人を左右のエースと計算していたのに上手くことがほぼありません。ちなみに契約が今季までになっているので契約を延長しなければ来季は2人分$40M以上が浮く計算です。
昨年初めて200イニングに到達して前年の2.61から1点ほど下がりはしたものの15勝をあげたRichardsがエース格ということになります。同じく2014年に好成績を残したShoemakerも昨季成績を落とし、防御率は4.46でしたから、彼がシーズン通してローテを任せられるような成績を残せるかも重要になってきそうですが、まずは先発ローテを勝ち取れるか。Santiago, Tropeano, Skaggsなどがライバルになっているんでしょうか?
Weaverに戻りますが、ここ何年で防御率は下降し続けてついに4点台に入ってしまった昨季。高めのファストボールで空振りを奪っていたイメージのある全盛期に比べ奪三振率は大きく下がってしまい、今季終了後FAになることを考えても勝負のシーズンということになります。彼が復活できればローテはかなり安定するはずですが。。。Wilsonは移籍後4年間で119試合に先発して51勝35敗防御率3.87。私のイメージしてたよりも良い数字なんですけど、大型契約してるのにこの数字でいいのかと言われると反論できませんね。最近はどこかしらに不安を抱えながら投げている印象もあるのが気がかりです。
最後になりましたがMIAでメジャー昇格した時から期待し続けているHeaneyには今季がそろそろ飛躍の年になればと期待しています。
ブルペンはGottが抜けてAlburquerqueが入ったくらいで大きな動きはありません。Alburquerqueは一昨年好成績も昨季は苦しんでいるので復活できるかどうか。あとのメンバーは実績のあるStreet, Smith, Salas、高い奪三振率のMorin, RasmusさらにJose Alvarez, Guerraなどがいて今のLAAで最も安定した働きが期待できるポジションであると思います。
イメージとしてはトラウト頼みなのではないかという気もしますが、周りもしっかりがんばれるチームです。Trout, Pujols, Cronと長打を打てる選手が右ばかりなのでCalhounの存在は常に重要となるはずです。もちろんPujolsが健康であることが一番ですけど。そして、ScioSciaのベースボールができるのか、今のメンバーでどんな采配をするのかには毎年注目しています。Aybarが抜けたのは痛いですが、Simmonsはじめ新加入選手がチームのための仕事をやってくれればいいんですがね。選手層の厚さを感じないのが気になるところですが、この点はSciosiaマジックでどうにかできるんでしょう。
Troutがいるとはいえ得点力は大きく伸びることはないと思うので、やはり投手陣が重要になってくると思います。先発が試合を作ってブルペン陣がしっかりつないでいる間に接戦をものにするというのが勝ちパターンとなるはずです。
出塁 | 4 |
パワー | 5 |
得点 | 4 |
走塁 | 5 |
内野守備 | 6 |
外野守備 | 6 |
野手デプス | 4 |
ローテ | 4 |
ブルペン | 6 |
投手デプス | 6 |
監督采配 | 8 |
予想勝数 | 75~85 |
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