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2015-09-06

新GMは?

最近のマリナーズは得点力が向上しているようで、8月以降の打撃成績はリーグ上位の数字が出ています。ほとんど試合を見てないので(ハイライトは見てますけども)、これ上の話はできません。。。ともかく成績が上がっているのはいいことです。一方投手陣は苦戦。Wilhelmsenがクローザーとして再び機能し始めているのはうれしいことですが、ローテーションもブルペンも不安定な状態。8月は今季2度目の月間勝率5割を達成し、9月も連勝スタートを切っていますから、来季に向けてがんばってほしいです(毎年9月はこういうコメントしかないですね)。



さて、次のGMは誰になるのか。
なかなかプレイオフに進めないマリナーズですから、今度こそ優秀なGMを迎え入れたいものです。若いデータ重視派のGMが増えているここ10年ほど、そんななか前GMのZduriencikはそのタイプではなく高齢でスカウト経験のある人でしたね。

まずZduriencik時代を簡単に振り返りますか。BAによるMajor League Executive of the Year Awardも受賞経験のあるZduriencikが就任したのは2008年オフ。2009年からの勝敗は85-77, 61-101, 67-95, 75-87, 71-91, 87-75, そして今季59-69。
チームを引き継いだ時点ではかなり厳しい状況で、資金的にも厳しい中どうにかやりくりしてチームを勝利に導こうとして目を付けたのが守備指標だったと思います。そこで獲得したのがGuti。初年度は広い守備範囲を存分に見せつけ、打っては.283/.339/.425で打撃面でも貢献してくれました。その後複数年契約を結ぶも成績は落ち、故障に泣いてしまったわけですが(今季はついに復活、年齢的にも守備メンでの貢献度は大幅に低下しましたが、打撃面は好調)。Ryanもその流れをくむ選手でしたね。

Z時代の前半は資金をあまり使っていないなか大きな契約をしたのがFigginsでした。イチローとの1,2番が機能すれば…との思惑があり、初年度こそ出塁率.340、42盗塁を記録するも期待には程遠く打率は低空飛行、翌年からは出番が減ってしまいました。
低リスクで獲得して成功した選手には岩隈をはじめ、Ibanez, Branyanそして、DelabarやWilhelmsenを掘り出しています。
終盤はCanoやCruz, Rodneyに大きな資金をつぎ込み、まずまずだったと思います。まあCanoはあきらかに長すぎる大きすぎる契約ですし、Rodneyは今年ひどかったですけど。

トレードではGuti, Cliff Lee, Jasoの獲得など良いものもあり、Fister, Morseは放出後活躍など失敗もありました(Morseは再獲得するもマリナーズではさほど打てず)。

ドラフトでは初年度に全体2位でAckleyを指名。その年の3巡で指名した同じ大学のSeagerがここまででZ時代最高の選手になっています。2010年にはWalkerとPaxtonを指名。2011年はHultzenが故障で全く使えないながらMiller, Capps, Smithを指名できた当たり年。2012年はZunino, Diaz, Taylorなど。2013年以降でメジャーまで上がっているのはまだOlsonだけです。

もうひとつ大きな動きとしてはFelixとの契約延長もあげておかないといけませんね。

総括すると出だしは最高に近いスタートだったものの、負債を精算できた中盤以降、ある程度自由に使える資金ができてからのチーム作りが上手くいかなかったという印象で、特に得点力不足が最後まで解消できなかったというイメージです。ここにきて得点が増え、投手のほうが問題という逆転現象が起きていますが。
その1つの大きな原因は何度か上位指名があったドラフトでスター選手が出てこないばかりか、Seagerのほかにレギュラークラスが出てこなかったことがあげられます。投手でもHultzen, Paxtonが故障に苦しんでおり、ブルペンに数人戦力になる投手がいたくらい。2巡以降の結果を見ればSeager, Miller、ブルペン勢とまずまずの結果だと思いますが、2009~2011年に1巡指名が5つもあって(うち全体2位が2回)Ackleyが最高のWARというのが大失敗。Walkerが育てばいいんですけど。プロスペクトを放出して良い選手を獲るわけではなく、プロスペクトが期待通りメジャーに定着するわけでもないんですから、強いチームにはなれません。
もうひとつの失敗はローテ投手を出して、野手を補強するトレードがことごとく失敗してしまったというところでしょう。方向性としては間違ってなかったはずですけど、先を見据えすぎてSmoakやMonteroのようなまだメジャーで安定した結果を残していない若い選手を獲るのではなく、実績ある選手を獲らなければいけなかったのかもしれません。
最終年となった今年、Ruggiano, Smithの獲得は個人的に上手くやったと思うし、ダメだろうと思っていたCruzはとんでもない活躍ということで昨オフ獲得した選手は良く働いていたと思いますが、WeeksではなくRuggianoを先に切ったり、Canoは全く打てず、Paxton、岩隈と昨季頑張った投手が離脱してしまったのが痛かったですね。故障者が出たときどうやりくりするか、準備しておくかもGMの仕事で、Eliasだけではどうにもならなかったというか、ブルペンがここまでひどいことになろうとは。ブルペンは補強することが比較的簡単なもののシーズン序盤に主力リリーバーを出す球団が少ないのはあたりまえで、ブルペンが崩れるのがあまりにも早すぎましたし、即効性のある補強の動きも見られませんでした。




では、本題です。マリナーズと同じようにGMを探しているチームが数チームある状況で、候補として報道されている方を何名かあげておくと
・Jerry Dipoto (前LAA GM)
・Dan Jennings (現MIA監督)
・Dan O’Dowd (前COL GM)
この3人の名前を見かけますね。ほかにはLarry Beinfest (前MIAGM、球団社長)、Frank Wren (前ATL GM)あたりも?

個人的にはWrenが好きなんですけど、twitterでも投稿した通り、Dipotoは思ってるほど悪いGMではないような気がしてきた最近です。大型契約(Pujols, Wilson, Hamilton)は軒並み失敗していますし(就任直後の大型契約にはオーナーの強い意志があったようですが)、ドラフトではFA補強の関係もあり、指名順位が悪く、今のところたいした結果は出ていませんが、トレードや成績をを考えると私の持っていた印象ほど悪くないし、昨年は98勝を達成、キャリアを考えても、候補になるのは当然の人なんでしょう。そのDipotoは先月BOSのフロントに入ったんですが、他球団のGMになるなら球団を出ることもOKなようです。Dombrowskiも入れましたし、BOSはフロントオフィスからしっかりと固めていってますね。



まだ決まる前から話すのはどうかと思いますが、就任後の注目点は来季戦力を整え勝負に行くのか、再建に入りFelixを動かすのか。そのへんでしょうね。
個人的には当然プレイオフを目指して戦ってもらいたいですし、その戦力は整うと思います。


そういえば、Luetgeが40-man rosterから外されました。ついに、やっと という言葉がぴったりの動きになったと思います。Zがなぜここまで固執していたのか全くわかりませんでしたが、これで代わりの選手を試すことができますね。

コメント

かつてはマリナーズファンの希望の象徴だったZduriencikが「まあ妥当だろう…」という雰囲気の中で辞任することになるとは、時の流れの残酷さを感じる現実ですね。
せっかくなので、私も私なりに彼の仕事ぶりの統括をと行いたいと思います。各分野ごとに分けて考えると…

Batting
2009年度開幕までにGuti、Branyanと主軸を張れるレベルの選手を立て続けに獲得するもそれ以後はほとんど外れ。
高額契約を結んだCruz,Cano,Seagerが及第点あるいはそれ以上の成績を残しているのは喜ばしい事ですがどうしても評価は低くせざるを得ないです。
投手を放出してまで獲得した野手(Robinson,Thamesなど)をほとんど試さないなど方針にも疑念を多く抱きました(たとえ明らかに試すレベルにないと感じたのだとしても、なぜそんな選手を獲得したのか? と)

Pitching
チーム防御率1位を二度獲得した実績があり、Vargas、岩隈、Young、Wilhelmsenなど獲得して正解だった選手も数多くいることから高評価すべきとは思います。
しかしJ.Saunders、Beavanなど微妙な選手、Noesiのように失敗としか言いようがない選手も獲得しており、明らかに成果が釣り合っていないトレードの種に多くの投手を放出してきた事実もあります。
BIG3も現状期待外れな成績(Hulzenはメジャーで投げてもいないですが)であり、優れている事には違いないが完璧とは言えない、というイメージです。
Felixとの大型契約が無意味に終わってしまわないことを願いたいと思います…

Fielding
重視していた時期にはそれなり以上、軽視してからはボロボロと評価に困るところです。
ただRyan,Guti,Wilsonなど、集めようと思えば守備のいい野手を集められる眼力はあったと思います。
ただ2014年の躍進はリーグ1位の防御率によるところが大きかったにもかかわらず、2015年度はM.Saundersを放出しCruzを獲得するなど、傍目にも明らかに守備を捨てていたのが残念な所でした(結果的にこの交換自体は成功といえますが…)

結論としてはどの分野についても一定の成功はしている一方で、チームを強く引っ張り上げるような大成功はなかった感じですね。
また「あちらを立てればこちらが立たず」的なシーズンが非常に多く、守備を重視すれば打撃がダメになり打撃を重視すれば守備がダメになるといった風になかなか総合力を上げられなかったのも痛いところです。
思えば実質初年度の2009年に予想外に勝ててしまったことが諸刃の剣だったのかもしれません。
あれでFelix契約延長、Figgins獲得など積極的に動いて失敗し、DH投入後のALとしては最低となるシーズン総得点(513)を記録してしまいそのダメージを最後まで回復できなかったような…

後任が誰になるかまだわからないですが結構厳しい状況と思います、高額契約はたっぷりあるし若手はそれほどいないし。
ただ先述の通り現在のクリーンナップ3人はシーズン成績としては平均以上の活躍をしていますし、WalkerやPaxtonといった有望株にFelixを加えた先発陣も潜在能力は高いと思われます。
穴は多いですが勝つために最低限必要な土台は整っていると感じるので、個人的には新GMには初っ端から勝ちを狙って行ってほしいですね…

ほんと初年度の成功もあり、ZduriencikはすごいGMなんじゃないかと思ってたんですよ。
しかし、その翌年は100敗して…。それでも、まだ信じていたんですけど、さすがに昨季の得失点を記録して、期待があったのに今季の伸び悩みはもう限界でした。

たしかに一貫性がなかったといわれればその通りということになるでしょう。起用に関しても変に頑固だったり、簡単に替えてしまったり。単純に期待度からそういう起用をしていたならいいんですけど、不信感が生まれていた気もします。
誰もが納得する起用なんてありえないわけですから、やはりある程度の一貫性をもつというのは必要なことだと改めて思いました。監督の采配についてもおなじことがいえるわけですけども。

いつも楽しく読ませてもらっています。

次の更新も楽しみにしています。

ありがとうございます。
月一、二回程度の更新になってしまいましたが、またいらしてください。

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