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2015-03-01

速球の伸び

先に言っておきますが、大した内容はありません。
Brooks Baseballというサイトには細かなデータがいろいろ載ってます。そこで今回は数名の投手のファストボールの伸び(縦の変化量)を中心にいろんな投手のファストボールを比較してみました。


簡単にいうと、数値が大きいほどボールが落ちていないことになります。もちろん、ボールが落ちない=打者が感じる伸びのある球ということにはならないはずです。フォームなどいろんな要素が絡んでくるはずです。
今回は主な投手の2014年のフォーシームの縦変化量と横変化量、球速、空振り率、ゴロとフライの比率、フライ・ライナーのうちのHRを打たれた率を表にしてみました。GB/FBは100がGB:FB=1:1ってことですね。


縦変化量横変化量球速空振率GB/FBHR/FB+LD
Chris Young12.16-1.9386.1111.5751.829.22
Chris Tillman11.67-2.2391.8515.11112.235.60
上原 浩治11.60-6.5289.2032.6953.339.68
Clayton Kershaw11.451.3893.7215.80320.004.50
Aroldis Chapman11.053.73101.1741.85153.853.57
Wade Davis10.67-2.5796.7233.76133.330.00
James Paxton10.555.2595.1810.49334.623.33
Danny Farquhar10.51-3.9994.4231.8866.6711.11
Taijuan Walker10.20-5.0295.4221.61320.006.67
Zack Greinke9.86-1.8392.6525.50129.737.41
Fernando Rodney9.75-4.7596.3620.90180.0011.11
David Price9.717.7794.2327.3967.577.27
Roenis Elias9.655.1792.8813.40145.107.48
ダルビッシュ 有9.54-2.1193.5615.8890.705.95
黒田 博樹9.40-3.9691.9017.5484.627.14
Madison Bumgarner9.396.1292.8826.9579.076.21
Doug Fister9.02-5.3488.7619.4471.4330.00
Corey Kluber9.01-3.4894.5515.00125.0023.08
Craig Kimbrel9.01-6.0198.1132.37132.002.00
Charlie Furbush8.986.4792.8222.01137.506.25
Adam Wainwright8.95-1.7991.1912.59204.177.02
Stephen Strasburg8.88-6.1595.6715.03152.589.05
Jordan Zimmermann8.73-3.8394.6318.69226.394.74
Tom Wilhelmsen8.62-1.7396.0625.11200.0011.43
Dellin Betances8.60-2.0897.5821.07211.545.77
Felix Hernandez8.60-2.5393.6414.73195.831.89
岩隈 久志8.54-7.0190.2325.8461.1113.33
Dominic Leone8.47-2.5895.4220.82273.336.25
Dallas Keuchel8.354.1590.478.00157.896.06
Erasmo Ramirez7.86-7.9992.2420.3792.000.00
Max Scherzer7.84-7.8293.9422.9676.925.29
Chris Sale6.7211.3794.8823.80112.202.25




同じフォーシーム・ファストボールでもこれだけデータに差があります。まあ本当にフォーシームなのかどうかしりませんけども(おそらく、ツーシームなどのボールも少し混ざっているはずです)。


球速の遅いYoungが一流投手たちを抑えてすごいボールを投げています。さすがは一級のフライボール・ピッチャーという数値。彼に関してはどのコース・高さに投げているかというデータを見てもおもしろい投手で、好投手の多くは低めにボールを集めるのに対してYoungはどの高さにも投げ込み、特に高めが多いんです。ボールに伸びがあるという特徴を生かし、フライになりやすい高めを多く投げることができれば、そりゃあフライアウトが増えますよね。HRが増えなければ好成績を期待できます。

Kershawを見る機会が少ないのでよくわかってませんでしたが、こんなにゴロを打たせられるファストボールを投げてたんですね。キャリアで見るとGB/FBは183.72ですが、昨季はPaxtonと同じレベルです。
そのPaxtonはファストボールでゴロを打たせ、HRも打たれにくいという特徴の投手。空振りを奪う能力は低いようですが、ファストボールでゴロを打たせるという能力を私は評価しています。球速もあり、伸びもあるのになぜ空振りが取れないのか。データで分析すれば、それはゴロが多いから、つまり低めにボールを集めているというのが一因なのかもしれません。Paxと違って、コントロールの良い印象があり、低めのボールでゴロを打たせているはずのFelixと比べてもPaxは真ん中より低めにボールを投げこめているんです。また、意図的に高めに空振りを獲るために投げるファストボールがそれほど多くないし、投げても思ったところに投げられず手を出してもらえなかったりします。そこが、Paxの課題で、高めのボールで狙って空振りを奪ったり、フライを打たせることができるようになれば、変化球がカーブしかなくとも一流投手への道が開けてくるかもしれません。Walkerは右と左の違いこそあれファストボールの数値は同じようなものになってますね。

Felixもゴロを打たせる投手。Felixのファストボールはシンカー系ですが、本当のシンカーになると縦変化が6程度、横変化が-7超になります。Sherzerのシンカーは縦変化が5、横変化が-10程度ですが、Felixに比べるとファストボールとの球速差が少しあります。中継を見ていても感じることですが、データ上でも球速をほとんど変えずに変化量を変えることができるおもしろい投手だと思います。

1人だけ横の変化の大きさが飛びぬけているSale。フォームも関係しているのかもしれませんけど、なかなか見ることのないタイプのボールですから相手打者は当然苦戦します。


マリナーズの主力リリーフで最も良いファストボールを投げるのはFarquhar。球速はリリーバーとしては特別速いわけではありませんが、伸びのあるフォーシームで30%を超える空振率を誇ります。Farquharは決め球のカーブも力があり空振率は40%を超えます。今回の記事とは関係ないけど、Rodneyのチェンジアップは46%超の空振率で、Furbushのスライダーは42%を超えています。
最後にErasmo。彼のファストボールはデータ上でもよくシュートしていますね。空振率は20%で悪くないです。チェンジアップが40%弱の空振率であり、三振を奪うには十分の威力。ブルペンに入ってスライダー系統を捨て、パワーで押せれば、チェンジアップがさらに生きて、平均以上のリリーバーになれる可能性はありますが、スターターとして結果を出してほしいものです。

他球団のリリーバーで気になるのはやはり上原。フォーシームで空振りを奪えることで圧倒的な空振奪取率を誇ります。伸びのあるボールをコマンド良くストライクゾーンより高めの手が出るけど打てないところに投げ込み、低めのボールになるスプリットも抜群の威力。この組み合わせはリーグ屈指です。
昨季ブレイクしたBetancesは球速はあるもののファストボールは特別ではなさそうです。データ上ではカーブがとんでもなくいいボールです。同じくKimbrelもカーブがリーグ屈指の決め球で、ファストボールでも空振りが獲れますから最強クローザーであるといっていいところにいる投手です。

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