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2015-02-26

2015戦力分析 マリナーズ

好調だった投手陣とCanoの加入した野手陣でプレイオフまでもう一歩というところまできたマリナーズ。得失点差から考えれば90勝以上できていたくらいに良かったんですけど、87勝でした。今年こそは。。。


オフの主な動き

INOUT
Nelson Cruz (DH)Michael Saunders (OF)
Seth Smith (OF)Chris Young (SP)
Justin Ruggiano (OF)Brandon Maurer (RP)
J.A. Happ (SP)Corey Hart (OF/DH)
Rickie Weeks (UT)Joe Beimel (RP)
Kendrys Morales (DH)
Chris Denorfia (OF)
Justin Smoak (!B)



数選手が動いたものの明らかな戦力アップが期待できるのはDHくらい?戦力にならなかったHartやMoralesに代わって本塁打王のCruzを獲得しました。RFはSaundersに代わってSmith & Ruggiano。ローテはYoungに代わってHapp。Youngが想像以上に良かっただけにHappが同じように良い結果を出せるかどうか。Smith & Ruggianoは普通にやれば打撃はSaunders1人より良いはず。
好成績を残したブルペンから2人抜けました。



ポジション別に見ていくと、

CはZunino。守備面での成長が今季も続けばと思います。打撃ではパワーを見せた昨季。確実性がもう少しあればいうことなしです。.240打ってほしいし、穴が小さくなれば…まあそんな簡単に良くなるとは思いませんけど。
控えにはSucre。守備面での評価が高いようなので、Bakerが期待をはるかに上回るものを見せなければSucreでしょう。Hicksはもう少しマイナーでいいと思います。

1BはMorrison。LoMoは昨季後半良かったので健康でその勢いを持続してくれればというところ。控えはBloomquistやMonteroでしたが、Weeksを獲得。Bloomquistは1Bとしてはどう考えても打力不足でMonteroも守備面の不安だけでなく打撃もどこまでやれるか不安でしたから良い動きだと思います(が、対左で期待したいMonteroの出番がほぼなくなってしまう動きですね。まあLoMoがまた離脱する可能性を考えれば層を厚くしておかなければいけません)。LoMoが左、Weeksが右なので投手によって使い分けもできます。

2BはCano。打率、出塁率は高いレベルで安定しているものの、移籍して本塁打数が半減。二塁打数も微減でしたから、今季は長打がもう少し増えればという気はします。反面、走塁は過去に比べてかなり良い数値が出ていたように思います。盗塁数も初めて二桁、BsRも2.4でマリナーズではJonesに次ぐ数値でした。。怪我がなければ当然WARは5以上が期待できるはずです。
Weeksを獲得しましたが、Canoになにかない限り2Bでの出番はほとんどないはずです。

SSはMillerかTaylor。Weeks移籍前ならこの2人で出場機会を分け合う可能性もあったのかもしれませんが、Weeksを獲ったことでどちらかがマイナー行になる可能性が非常に高くなったと思います。個人的にはMiller推しと言い続けてるので使ってほしいんですけど、キャンプ、オープン戦で結果を残した方を使えばいいと思います。
BloomquistをDFAしてしまう可能性はあるんでしょうか?もし、そうなれば若手2人でSSをという可能性も残ってはいます。しかし、Taylor, Miller両選手をマリナーズに残して出場機会を分け合えば打席数は少なくなるので、Bloomquistを切って、2人をマリナーズに置くのではなく、Bloomquistを残して若手のどちらかをマイナーで毎試合出場させる選択をする可能性のほうが高いんじゃないかと思います(少なくとも夏前までは)。ほかのポジションで使う機会があれば話も変わってきますけど、2B/3Bには完全なレギュラーがいて、Weeksを獲ったことで1BやCOFでの出場も難しそうですからね。Millerに関してはCFでという手もあるにはありますけど。
そして、シーズン後半にはMarteが出てきてMillerやTaylorが昇格してきたときのように、いい働きをしてくれればという期待もあります。

3BはSeager。ここ10年で生え抜き最高の野手と言ってもいい選手。大きな契約をした現時点では何の不安もありません。

LFはAckley。昨年後半は.269/.307/.476と長打力を見せ、フルシーズンのLFとしてもまずまず。fWARも2.1で平均レベルの選手であったと言えます。毎年のように今年こそはと期待しているわけですが、果たして今年は・・・。
ほかにはWeeksやRuggianoが候補でしょうか。SmithもLFを守る機会があるかもしれません。若手に出番が回ってくる可能性もあるかな?

CFはJackson。マリナーズ加入以来いいところなしですが、FA前ということで本来の力を発揮してほしいものです。1番としての打撃力も不安ですけど、落ち続けている守備力もまた不安。
Jacksonが使えない場合の選択肢がJonesやRuggianoくらいしかないのも大きな不安要素ですね。Jonesは少ないイニングながらCFとしては大きなマイナスの数値、打撃では昇格後非力さが目立ってしまいました。一方で走力は魅力的でしたよね。Millerのコンバートも考えるべき時期なのかもしれませんが、Jacksonがどうにもならなければシーズン中の補強でどうにかすべきだと思います。

RFはSmithとRuggiano。Smithは守備が不安ですが、昨季.266/.367/.440という好成績。 出塁率はずっと平均以上で、パワーも平均より少し上、打率は平均以下になる可能性もありますが、打撃は全体的に平均より少しいい選手という感じだと思います。右投手相手に限ってはキャリアwRC+が123。
プラトーンパートナーになりそうなRuggianoは左投手相手のキャリアwRC+が128。この2人がこの数値通りに役割をこなしてくれれば打撃面では平均以上のRFになるはずです。

DHは新加入の目玉Cruz。昨年CanoがNYY最後の3年平均30HRだったのが、14本になったことから考えれば20本程度になりそうな気もしますが、3/4程度になると予想して25~30HR程度になればいいのかなあというところ。DHに苦しんだマリナーズとしてはDHが.250/.300/.450でも打ってくれれば大幅な戦力アップなわけですけど、打撃専門のDHに4年$57Mという大金を払ったので.260/.320/.480くらいは欲しいですね。これくらい打てば34歳のDH選手に大金を払った価値が少しはあるのかも…という気もしてくるかもしれません。


ローテはFelix, 岩隈については問題なし。3, 4番手はPaxtonとHappになるはずで、5番目がWalkerとEliasの争いと予想しています。
3番手以降はたしかに不安もありますが、期待もしています。Paxは大好きな投手ですから、信頼しています。ただ長期離脱しなければいいんですけど…。同じく左腕のHappですが、どうなんでしょう。球速が上がり続けているというおもしろい投手ですが、昨季のYoungのようなうれしいサプライズとなればいいんですけどね。Saundersとの1対1で獲ったので少なくともローテを守ってくれないと困ります。投手と野手、FAまでの期間いろいろ考えても昨年のYoungくらいやってくれないと釣り合わないトレードだと思いますからね。
Walkerはそろそろ大きく羽ばたいてほしいものです。期待としては180イニング投げて防御率3.40~3.80。Eliasには昨年のような成績を期待します。もちろんもっといい成績になればうれしいです。
7番目の候補であるErasmoはマイナーオプションが切れているようなので、もしかすると他球団行の可能性も。Erasmo好きを公言している私ですから、残ってもらって少ないチャンスをものにしてほしいんですけど。。。ブルペンに置いてロングリリーフというのも手です。Erasmoの次の先発候補が思い浮かびませんからデプスはやや不安。緊急時にはErasmoのほかだと、昨年のようにWilhelmsenに40球目途に投げてもらうのもありですけど、ローテが2人3人と離脱したら厳しいです。まあそんなTEXみたいなことにはならないでほしいですね。
あとはHultzen。 Walker, Paxがローテに定着できそうなところまできていますから、Hultzenも早く復活してメジャーに到達してほしいものです。今のところ順調そうですかね。


ブルペンは昨季すばらしい成績を残しました。
Rodneyは自分でピンチを作ってなんとか逃げ切るというRodney劇場を何度も展開してくれました。同点で出てきて勝ち越しを許すということは何度かありましたがセーブ失敗はたったの3回。個人的にはクローザーよりセットアッパーに良い投手を置きたい、最後を投げる投手は失点しても逃げ切れればいいと思っているので、今年もぎりぎりで踏ん張ってくれればというところ。(もちろん理想は3人でぴしゃりですよ)
Furbushはあいかわらず左打者に強く、Farquharは安定しています。Maurerは抜けましたが、Smithに同じような働きを期待できます。Leoneも良かったので今年も期待しましょう。
そしてWilhelmsen。春は不安定で心配でしましたが、先発転向の話も出るくらい中盤以降は良かったと思います。実際に先発した2試合を除けば4月26日以降の防御率は1.64と抜群の数字を残しています。
私はそんなに気にはしてないんですけど、左のワンポイントをどうするかというのはブルペンの問題点でしょうね。BeimelがFA市場に残っているので再契約の可能性も残ってはいますが・・・SaundersやPerezらマイナー契約の左腕を争わせて1人マリナーズに残すのかもしれません。



昇格してくるかもしれない若手選手

・Kivlehanには打撃重視のユーティリティーという役割を期待したいところです。右打者なので打撃が良ければAckley(LF), LoMo(1B)のプラトーンや3Bの控えとして使い勝手は良いはず。まずはAAAでどれだけ打ってアピールできるか。

・Petersonが好調で早期に昇格するとなれば1Bか3Bのレギュラーに何かあった時だと思います。なにもなく順調に後半・終盤に昇格してきて打撃面で少しでも戦力になってくれればというところでしょうか。

・Hicksはメジャーの選手に何かあれば昇格のチャンスがあると思います。とはいえ焦る必要もなく、AAAで成長してほしい。守備評価は良さそうなので、もう少し打てるようになればおもしろい選手。

・現状のMarteはMIFの控えレベルの域を出ないのかもしれません。打撃力が向上すればレギュラーになれるかもしれませんけど、焦る必要はありません。数字上も年々打撃力は向上しているようにみえるし、20歳でAAAに到達し3割を打つ能力はやはり期待したくなります。スイッチヒッターであるのも魅力です。

・LaraはCOFとしての経験を積ませたいんですけど、打ちまくれば今季マリナーズで見る可能性もあるのかもしれません。が、そこまでの期待はしません。まあ、そうなればうれしい誤算です。


このほか大穴として期待したいのがTy KellyとのトレードでやってきたSam Gaviglio。ここまでのキャリアは先発としてやってきたようですが、リリーバーとしてなら今季中に昇格しておもしろい結果を出す可能性があると思います。昨年は先発としてK/9が8.30ながら右打者相手に限ってみれば11.62でFIPは2点台。球速がさほどなく、ゴロを打たせられる投手でコントロールも悪くはないのでタイプ的には先発なんでしょうから、緊急時の先発候補の1人になってくるかもしれません。ちなみにOSU出身なのでRomeroやTyler Smithと同じですね。





今季のマリナーズは大きな穴を埋めたことで、弱点という弱点がほとんどなくなったバランスのいいチームに見えます。実際戦うとどうなるかわかりませんけどね。
打線は1,2番をどうするのかが課題ではありますが、3~5番に計算できる選手が揃ったのは心強いです(私はCruzが不安ですけど、がんばってくれるでしょう)。ここにきてのWeeksの加入はうれしいので結果を出してくれればというところ、ダメならシーズン途中に切るかもしれません。
不安な走塁面を長打力で補えれば、得点力は平均を超えてくるはずですが、毎年得点力不足に泣くマリナーズ、そう上手くいくのかどうか。
守備は右サイド(1B, RF)とJacksonのさらなる劣化がないか不安なくらいで全体としてみれば良いように思います。
投手は不安もあるけど、結局は平均より良いもののはずです。
毎年5割を目標にしていましたが、今年はプレイオフ、90勝が目標にできる戦力が整っていると思います。



打撃6
走塁4
守備6
野手デプス6
ローテ7
ブルペン7
投手デプス6
予想勝数78-94



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