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2014-12-20

マリナーズのローテ候補左腕

現状ローテ候補の左投手はJames Paxton, J.A. Happ, Roenis Eliasの3人です。Fernandezは期待してますが、難しいでしょう。
今回はこの3人についてデータを軽く見てみます。


まずは大好きなPaxton。
好きな理由はファストボールで押しまくれるパワーピッチャーということに尽きます。実に投球の7割以上をファストボールが占めています。そのファストボールの平均は94.4mphで球速もすばらしいです。空振率は特別高いわけではありませんが、インプレイになったボールの半数以上がゴロとなっていて、速球でゴロを打たせられるというボールが重い投手。
そして、たまに投げるカーブ、基本的にはこの2球種だけで打者を打ち取っています。カーブは空振りを奪えるボールで、Scherzerのスライダーよりも空振りをとれる球になっています。チェンジアップも投げはしますが、威力はなく安定していません。いいところに投げられればいいんですけどね。

打者別にみると、左打者に対してはチェンジアップはほとんど投げず、ファストボール系(カッター含む)とカーブしか投げません。初球では7~8割がファストボールとなっていて、打者有利カウントでは9割が速球系となっています。追い込んでからはカーブが4割程度に増え、決め球がカーブであることがうかがえます。
右打者に対しては全体の7割以上がファストボール系、初球の8割以上がファストボール、平行カウント時も7割以上がファストボールと左打者以上に高い確率でファストボールを投げています。追い込んでからは5割がファストボール系、4割がカーブ、1割がチェンジアップといった具合です。

マイナー時代から四球が問題になることが多く、どうしても不利なカウントになるとファストボールを投げざるをえなくなってしまうのでしょうが、それでもこれだけしか打たれないのですからたいしたものです。コントロールの不安が減ってくればと期待してしまいます。なかなか良くなるものではないんですけどね。

そして、もう1つ好きな理由はFelixと同じようにゴロが非常に多い投手だという点です。タイプが違うといえばそれまでかもしれませんが、Walkerとはここが大きな差です。ゴロが多いからWalkerより上だという意味ではないんですけど、私はPaxtonのほうが好きなんですよね。どちらにしろ両投手とも健康に過ごしてほしいというのが第一の願いです。




新加入のHappもファストボールを多く使う投手です。

左打者に対しては初球ファストボール系で入る割合が8割程度あり、2ストライクや投手有利のカウントでも半分程度がファストボールということで投球割合から見ればファストボールで押す投手です。そのファストボールの球速が毎年上がり続けているというデータが出ているので期待感も高まるファンもいるのではないでしょうか。2007年から1年ごとのファストボールの平均球速は87.7, 88.9, 89.7, 89.8, 90.0, 90.5, 91.1, 92.7という具合で、32歳となった今年が速球系の割合が最も高くなっているおもしろい投手です。

変化球はオーソドックスにカーブ、チェンジアップ、スライダーが主なボール。
左打者に対してはチェンジアップはほとんど投げず、カーブ系が少し多めになります。それでも変化球自体は多くないので追い込んでからもそのカーブ系を投げるのは2割程度というデータです。
右打者に対しては変化球が少し増えます。中でも多いのがチェンジアップで全体の10~15%程度。でも、2ストライク後はチェンジアップよりカーブのほうが多いです。
したがって、最も得意とする変化球はカーブということになるんでしょうか。しかし、Happはファストボールで空振りを獲れる才能を持った投手。追い込んでからはPaxton以上にファストボールで勝負してきます。
ちなみにGB/FBはちょうど1くらいですね。

問題は四球率。今季は2.91とリーグ平均程度におさめましたが、昨年までは4を超えるシーズンが多かったです。ゾーン別にみると、ほかの2投手に比べて、ボールを低めに集められていないことがすぐにわかります。コントロールがあいまいなのは間違いなさそうです。いい変化球がないというのも問題でファストボールが走らない日は厳しくなりますね。
防御率4.00程度、勝敗で行けば10勝10敗程度が予想されると思いますが、ファストボールがさらに力強くなり、セーフコで真価を発揮すれば、今季のYoungのようにもしかしてがあるのかもという期待感があります。まずは開幕ローテに入ってほしいところです。




Eliasはこの3人の中で最も軟投派。カーブの印象が強いですよね。

初球にファストボールを投げる割合は打者の左右を合わせると5割程度しかなく上の二人とは明らかに違うタイプですが、カーブが決め球というところは同じでしょうか。
左右別に見れば左打者にはカーブが増えて、右にはチェンジアップが増えるという いたって普通の投手です。左打者を追い込んだ場合は5割以上の確率でカーブを投げるということで完全にカーブが決め球。
右打者に対して同じ追い込んだ場面ではカーブだけでなく、チェンジアップを投げます。割合としてはカーブが3割強、チェンジアップが3割弱といった具合。残りの3割がファストボールなのでちょううどその3つが同じくらいの割合で投げられているわけですね。

Eliasは完全なグラウンドボール・ピッチャーではありませんがゴロを打たすことのできる投手であるというのも特徴だと思います。特にカーブはインプレイになった場合の7割がゴロとなっています。この打ちとり方ができる要因の1つがボールを低めに集める能力の高さです。印象としても岩隈のように低めの変化球と高めの速球で空振りをとれている気がします。
いうまでもなくゴロを打たせられる投手というのは最近評価される傾向にあります。単純に考えればゴロならHRにはならないですし、長打にもなりにくいですからね。セーフコは広いのでそんなにこだわることのない成績かもしれませんが。

分析によると対戦打者の左右によってリリースポイントを変えていることが指摘されています。左打者には一塁よりから投げているようです。また、リリースポイントがまだまだ安定しておらず、球種ごとにも違いますからこれを修正して、四球をもう少し減らすことができれば先発投手として今季以上の成績を安定して残せる4番手投手になれると思います。




Paxtonは現状ではローテ当確だと思いますが、HappとEliasはどうなるか。Walkerを含めた3人で2つの枠を争う形になっていると思います。それにしても、左腕がこれだけローテ候補になるのはうれしいですね。

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