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2013-06-28

ズーレンシク通信簿(ドラフト)

Jack Zduriencik体制今後の見通しが不透明な状況です。野手のプロスペクトたちが昇格を果たし未来のマリナーズ像が想像できるようになれば来年も続投という可能性は残っているんでしょうけどね。
あらためて振り返ってみたいと思います。

ドラフトも終わったばかりなのでまずはドラフトから。アマチュアのスカウティング責任者はTom McNamaraです。
FAやトレードも時間がある時にやってみる予定です。


ドラフトについては今年のドラフトの前にも傾向をまとめました。2009年のドラフトが最初だったのでそこから約4年が経ち、やっとメジャーに上がってくる選手が増えてきたところで、その選手たちの多くはマイナーでいい評価をえてきたと思います。ただし、マイナーでの評価がいくら高くてもAckleyのようにメジャーで結果を出せない選手が増えてくるとチームとしては困ります。


2009年/B:全体2位指名のAckleyがこのままだと痛いです。Seagerがしっかりした選手になって、Franklinもデビューは上々。全体2位指名含め1巡が2つあったことを考えればSeagerとFranklinだけじゃやや物足りない気もしてしまいますけど。Seager, Franklinがこのままレギュラーであり続け、Ackleyもなんらかのかたちで働いてくれればB評価。Ackleyが復活すればいいですね。

2010年/B+:エース候補のWalkerを指名できた年。昨季はA+を飛ばしてAAで躓きましたが今年は順調。Romeroを12巡で指名できているのもいいですね。PryorとPaxtonもいます。今年はBlashがハイデザートで爆発して、Landazuriががんばってますね。一方Shipersが心配です。StanekやDJ Petersonといった今年のドラフト上位選手と契約できていれば最高でした。

2011年/B+:全体2位のHultzenの故障が今後どの程度影響するのかが気になるところです。すでにCappsがメジャー昇格していますが今年は納得のいく結果ではありません。ほかにはMiller, Hicksそして今季ブレイクしているMarletteさらにMarderやSmithもこの年でここまではかなり良い結果が出ていると思います。開幕時点では(Hultzenの故障とCappsの不振がなければ)A-でも良かったと思います。

2012年/B-:Zuninoが評価通りマリナーズの正捕手になればチームにとって非常に大きなドラフトになります。2,3巡のDeCarloとDiazは時間がかかってもメジャーまで上がってきてくれるのかどうか?まだ早いけどDeCarloは心配です。Pike以下の指名選手は今のところまあまあ。A+でTaylorが打ちまくってAAに昇格しましたが、レギュラーになれる選手かどうかはここでどのくらいの結果を残せるか。KivlehanはいきなりNorthwest LeagueのMVPを受賞した1年目でした。今年は問題だった三振が激減してますけど、長打も減っています。Pizzano, Henry, Yatesのなかから1人くらいはメジャーでがんばってほしいものです。

2013年/B-:3年たって再びPetersonを指名。マイナーでは3Bとしてがんばってほしいところです。Wilsonの能力は高いけど開花できるかどうかリスクもあります。Peterson, Wilsonと中軸候補を2人も指名して資金を使った分、下のほうではやや控えめの指名になったような気もします。O'Neill, Simpson2人の高校生もメジャーまできてレギュラーをとれるような選手に成長すればいいドラフトですね。今年のドラフトの成否はWilsonが大きな花を咲かせられるかにかかっているといっても過言ではないでしょう(Petersonはやってくれる前提で)。


20092010201120122013
1Dustin Ackley(CF)Danny Hultzen(LHP)Mike Zunino(C)D.J. Peterson(3B)
1Nick Franklin(SS)
1sSteve Baron(C)Taijuan Walker(RHP)
2Rich Poythress(1B)Marcus Littlewood(SS)Brad Miller(SS)Joseph DeCarlo(SS)Austin Wilson(RF)
3Kyle Seager(2B)Ryne Stanek(RHP)Kevin Cron(C)Edwin Diaz(RHP)Tyler O'Neill(RF)
3sCarter Capps(RHP)Tyler Pike(LHP)
4James Jones(RF)James Paxton(LHP)John Hicks(C)Patrick Kivlehan(3B)Ryan Horstman(LHP)
5Tyler Brandford(RHP)Stephen Pryor(RHP)Tyler Marlette(C)Chris Taylor(SS)Jack Reinheimer(SS)
6Shaver Hansen(3B)Christian Carmichael(C)James Zamarripa(CF)Tim Lopes(SS)Corey Simpson(RF)
7Brian Moran(LHP)Mickey Wiswall(3B)Steven Proscia(3B)Taylor Ard(1B)Tyler Olson(LHP)
8James Gillheeney(LHP)Jabari Blash(RF)Carson Smith(RHP)Nick Halamandaris(1B)Tyler Smith(SS)
9Trevor Coleman(C)Luke Taylor(RHP)Cavan Cohoes(SS)Jamodrick McGruder(2B)Jake Zokan(LHP)
10Vinnie Catricala(3B)Tyler Burgoon(RHP)Daniel Paolini(2B)Grady Wood(RHP)Emilio Pagan(RHP)
大学生:10
高校生:2
大学生:5
高校生:5
大学生:7
高校生:4
大学生:6
高校生:5
大学生:8
高校生:2
10

Andrew Carraway (RHP/12)
Anthony Vasquez(LHP/18)
Brandon Bantz(C/30)
Stefen Romero(3B/12)
Jordan Shipers(LHP/16)
Stephen Kohlscheen(RHP/45)
Michael Dowd(C/12)
Jamal Austin(CF/13)
Jack Marder(SS/16)
Dario Pizzano(RF/15)
Dominic Leone(RHP/16)
Jabari Henry(RF/18)
Zack Littell(RHP/11)
Justin Seager(1B/12)
Brett Thomas(LF/21)



McNamaraのドラフトは悪くないと思います。少なくとも大きな失敗(ほとんどメジャーで戦力にならないという年)はなさそうな安定したドラフトです。Ackleyがこのままユーティリティーや控えになってしまうとこれまでで1番大きな失敗でしょうか。
3回も全体3位以内の指名があったので、レギュラーになるだけでなくオールスター選手が1,2人出てきてほしいんですけどね。オールスターの可能性がありそうな選手は何人かいると思いますが、安全な指名が多いのでスーパースターが出てくるという感じのドラフトではありません。
スーパースターというのは例えばBALのMachado、WSHのHarper、PITのMcCutchen、TBのLongoriaのような低迷するチームを引き上げてくれるプレミアムな選手。スーパースター候補がマリナーズにはずっといませんでしたが、やっと今回のドラフトでWilsonを指名しました。彼は全てが上手くいけばスターになれるかもしれません。一部日本メディアではZuninoをPoseyと比べてますけどさすがにそれは難しいでしょう。メジャーの投手に対応できて3,4年後そうなってくれればうれしいですけど。

長期で考えればマイナーが枯渇していたZduriencik就任時のマリナーズにとってまずはリスクのあるスーパースター候補よりもAckley, Hultzen, Zuninoのような高い能力を安定して発揮できそうなオールスターの可能性がある選手、失敗の可能性が少ない確実に良いレギュラーになれる選手を獲って土台を作っておきたかったのかもしれないし、まずはドラフトでしっかりした結果を出しておきたかったのかもしれません。
ただ、今年も1巡はPetersonという安全なところに行ってますから1巡ではリスクを冒してスーパースターの可能性がある選手よりも安全・安定を取るというのが今のマリナーズ(McNamara)のストラテジーなんでしょうね。
次回のドラフトはMcNamaraじゃなくなっているかもしれませんけど、下地作りはだいぶできているので1巡目で思い切った指名をしてリスクはあってもスーパースター候補がいれば指名してもいいんじゃないかと思ってます(1年先のことなのでまだ早いですけど)。ちなみに来年は今の順位のままいけばトップ10以内での指名になるので大物FA選手と契約しても1巡指名権はなくなりません。


というわけでZduriencik体制になってからのドラフトは評価です(A~Eのうち)。その理由は
◎ 今後も多くのメジャーリーガーを輩出できそうなこと。
◎ Walkerが予定通り成長してメジャーまでもうすぐというところまできていること。
○ センターラインのうち3つ(捕手と二遊間)をドラフト選手で賄える可能性があること。ただしCFがいない。
△ いまだに1人もマリナーズのローテに定着していないこと。ただし、もうしばらく辛抱すれば出てくるかも。
× Ackleyの躓き(失敗)。
× 1人も真の3・4番、スター候補が出てきていない、まだ出てきそうにないということ。




ドラフトに近いところでIFAがありますが、これについては評価するほど知らないのでスルー。Goharaが評価通り育てば頼もしいですけど、育成が下手なのか、スカウトの目がいけないのかここ数年はつぎ込んでいる金額ほどの結果は出てない気もします。若い段階で契約してしまうので将来結果を出せる選手と契約するのはかなり難しいのかもしれませんけど…それにしても特に野手は上手くいきません。開幕前の時点で評価が高かったのはGoharaのほかVictor Sanchez, Morban, Guerrero, Anthony Fernandezあたりでしょうか。PimentelやCastilloは思うように伸びません。
昨年から契約金に縛りができて、今年から前年の勝率によって使える金額が決まっています(ただし50%まではトレードで増額可)。

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