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2016-06-11

2016ドラフト

PHIが指名権をもつ全体1位はMickey Moniakでした。

マリナーズは2日目まで終わって10人中1人だけ高校生という指名になっています。

印象としては今年もというべきなんでしょうか右打のパワーバットOFを1巡で指名しましたね。20歳の大学生Kyle LewisはマリナーズのドラフトでいけばAdam Jonesのようなタイプで、Mike Cameronとも少し印象が重なるところ。Heywardを右打者にして守備はやや劣るものの長打力を付けたという評価も。
まとめると、身体能力が高く大学ではCFのようですが、将来的には背は高いこともあって体が大きくなればRFになる可能性がありそう。大学では見事な成長を遂げ好成績を残しています。アップサイドもあり、今ドラフトの大学生では1,2位を争う野手との評価。打撃、パワーは平均以上。打席ではスイングスピードが速く、足を大きく上げるのが特徴で、アプローチにやや難があり三振が少し多いのが気になるもののストライクゾーンの見極めは年々良くなっている。走塁は体が大きいのでスタートは平均程度だけどスピードに乗ればまずまず速い。守備範囲は平均程度、肩はまあ強い。Baseball AmericaのCollege Player of the yearを受賞。現在Golden Spikes Awardのセミファイナリストに進出。
多くの識者はマリナーズがここで指名できたのはスティールだと言っているのはうれしいし楽しみです。早く契約してほしいですね。
もし、契約できればO'Neillとの強力なOFプロスペクトを形成することになり、この2人がマリナーズのNo.1, 2のプロスペクトになるとの評価です。


2巡は高校生で左打ちの3B Joe Rizzo。身長は少し小さめ。身体能力よりもセンスが高いタイプの選手で打撃は評価が高いもののどこを守るのかが問題という内容のレポートばかり。将来的には3Bを離れるのではないかとの予想がほとんどです。そこで1BやOFになるのかそれとも打撃力のあるCや2Bとして育てるのか?Cをやらせれば時間がかかりますから、打撃力を生かして早い昇格を期待できるLFあたりでいくことになるんでしょうか?ちなみに体はややどっしりしているためスピードは平均以下です。


3巡はBryson Brigman (SS)。守備範囲は問題ないそうですが、肩を考えると2Bへ移ると予想されています。スピードがあるのでCFをやれる能力もあるとの評価。打撃はパワーありませんが、アベレージを残せるかもしれないラインドライブヒッター。AAにいるTim Lopesと似たタイプで将来的にはDrew Jacksonなどと内野のユーティリティーを争うのではないかとの予想もありますね。

4巡のThomas Burrowsは左腕のリリーフ投手。スライダーを決め球に高い奪三振率を記録しています。早期の昇格も期待できるタイプ。
Donnie Waltonはパワーはないものの今季は打撃成績が向上。SSにとどまる可能性もある守備力。2BやCFも守れるユーティリティーとしてメジャーまで到達できるか。
Brandon Millerは右の先発投手。球速はさほど早くないものの動く球を投げ、決め球はスラーブ。
Matt FestaもMillerと同じく右の先発。Millerより小さいながらアスレチックで球速も速い。そのためリリーフへ転向の可能性も。
Nick Zammarelliは3B。OFコンバートの可能性も?
Jason Goldsteinは強肩の守備型C。
David GreerはアスレチックであるもののSS/2Bタイプほどのクイックネスはなく3BかLF。打席ではまずまずの評価。



投手の指名が少なめで先発は6巡目まで指名しませんでしたね。
今年のドラフトはなんといってもLewisを指名できたのが大きいという評価になりそうです。その期待通り大物になってくれればいいんですけどね。ビデオを見ると個人的な好みはRizzo。すごく好きなスイングですから打ちまくってほしいです。
明日までドラフトが行われますが、次は指名した選手と契約できるかに興味が移っていきます。

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2016-06-09

野手の補強ポイントは?

今年は打撃のチームになっているので補強するなら投手ではないのかという問題はおいといて、野手の話。

打線はHRは出ているものの出塁率が特別高いわけでもなく、走塁の良い選手が揃っているわけでもないのにある程度得点がとれていることが不思議な気はします。シーズン前の評価でチームケミストリーに疑問符を付けていたんですけど、うれしい誤算です。
ポジション的に問題なのがOFと1Bでしたが1BはLindが少し当たってきたので大きな問題とまではいえなくなってきたような気がします。となると、あとはSSやCですか。
マイナーを見るとCFにはPowell(AAA)とHeredia(AA)。COFはRomeroの次はAAのO'Neill。SSはTyler Smith。Cは4月好調だったもののその後は下降し続けるZuninoと今年はBaronがついに打撃で良い結果を残してます(長打はないですけど)。若手はこんな感じでRomeroのように現メンバーに替えて起用した場合、戦力アップになるかと問われると怪しいですし、まだマイナーでやるべきことがありそうな選手たちのような気がします。


とりあえず、対戦投手の左右別成績を載せてみます。数字はもちろんwRC+で6月7日の試合終了時のものです。

vs RHP

20162015通算
青木104107103
Smith130122123
Cano179126137
Cruz155141118
Seager179107128
Lind78135127
Iannetta336589
Marte81121103
Martin1435295
Clevenger869673
Lee165--
Guti9316779
O'Malley2413760
Sardinas-152730


vs LHP
20162015通算
青木33127109
Guti141168127
Cano9799109
Cruz163202144
Lee121--
Seager5613195
Iannetta165116134
Marte103103103
Martin834756
Lind1235455
Smith1015063
Sardinas118-1783
Romero3111156
O'Malley1412191



やはり今季はこれまでの貧打のマリナーズからは考えられないようなすごい成績になっています。見てのとおり右投手に対する打線・打順は良い感じです。捕手は問題ですが、Clevengerならまずまずの数字にはなります。

一方で左に対してはバランスが悪い状況で打っている選手と打ってない選手が交互に出てきてしまうような打順になってしまいます。打順的にはMarteを上位にして青木を下位に、IannettaとSeagerを入れ替えればいいんでしょうかね。Iannettaは左ならOBPが.441、通算でも.380を超えており1番がいないなら使ってみてもいいのではないかと思わせてくれる数字ではあります。まあそんな思い切ったことをするチームはMLBでもほんの数チームでしょうけど、データ重視であれば可能性があります。

さて、このデータから考えると、青木の代わりになる選手を探したいということになります。青木は打撃がだいぶ良くなってきたと言っても守備、走塁もややマイナスの数値でfWARがマイナスという状況。WARがマイナスというのはひどい話なので、そろそろどうにかしないといけないでしょう。日本人としては奮起を期待したいんですけどね。
そして、わかっていたことですがMartinがいなくなるとCFの代わりがいないことに改めて気づかされます。
この2つを埋められる「守れる1番打者タイプのOF」が最高の補強になろうかと思います。もしくは思い切って打てる選手をLFに置くかですけど対価の面でも金銭面でも厳しいでしょう。あえてあげれば右打者のRyan BraunやPuig。でも1人だけに絞るならOAKのReddickでしょう。同地区だったり、怪我があったり、左投手には平均以下という成績なので難しいところですが、FAになりますから交渉次第ではありえると思います。守れる1番タイプはパッと出てきません。。。

右投手を打てる捕手も欲しいですが、右投手を打てる打線ということから考えればここは我慢できるかもしれません。ただ、打撃で大きなマイナスの捕手にはLucroyを獲ってしまいたい気持ちも出てきますね。魅力的な交換選手が提示できるかが問題ではありますが…。
もしLucroyを獲ればレギュラーキャッチャーにして、IannettaをDHを含めて左投手先発時にのみ起用することで対右のマイナスを減らすことになり、左打ちの捕手を獲るのと同じような効果が見込めます。ちなみに今季のLucroyは対右wRC+が161、対左が54で出場機会を分け合うのにはちょうど良さそうな状況です(もちろんキャリアでは左を打ってるんですけど)。
もし獲得できれば契約は来年のオプションまでなので来季はLucroy & IannettaでいくのかLucroy & Zuninoでいくのかということになります。正捕手は来季もIannettaでいくのかZuninoを使ってみるのかそれとも補強するのかという状況ですから正捕手を補強しておくのは来季を考えても悪いことではないと思います。年俸を考えてもLucroyは安いですからね。

そして、ユーティリティープレイヤーの質を上げるのも大切です。O'Malleyが昨季終盤のような働きをしてくれるのが一番かもしれませんけど、今のところ調子のよい選手をマイナーから上げて使ってみるというパターンになりますかね。Martinを獲ったとはいえマリナーズは守りの良い選手がまだ少なくチーム全体ではマイナスで走塁も同じくマイナス。そういう意味では野手で早めに補強すべきはこのポジションだと思います。そこで誰がいいのかと聞かれるとわからないんですけども(笑)

トレードで動きそうな選手の中では大物の名前ばかりあげてしまいました。マリナーズがLucroyという話は聞かないけどマリナーズの捕手は昨季に比べてグレードアップしたとはいえまだまだ大きく戦力アップできるポジションのはずです。個人的にはIannetta好きなんですけどね。

数字のパズルでいけばユーティリティーとLucroyの補強で野手の補強は足りそうな気もします。青木の代わりをというのはわかるんですが、上で書いた通りLucroyを捕手として使えば対左投手にはIannettaをDH、CruzをRF、GutiをLF、たまに青木をというかたちにできますからね。まあこうなるとOFの守備は不安ですからちゃんとしたOFが欲しい気もしてしまったり。まあ今回の妄想はこのくらいにしておきます。



MLBTRがTop 10 Trade Candidateを出してたので参考までに




最後に。ドラフトのことに何も触れないまま始まろうとしています。ここ数年はわからないなりに上位候補のスカウティングリポートを少し読んだり、名前くらいは数十人わかってはいたんですけど、今年は本当にわからないので、何も触れずにその日を待って記事を読もうと思います。
3~5年後チームに残っていそうな選手がいないところを補強ポイントとするならば基本的には全ポジションでしょうけど、野手ではSeagerの3Bは考えなくてもいいのかなという感じ。1巡の話だけすると1Bや2B、RPを1巡指名することはないでしょうから、OF、SPが有力でSSやCがその次、あとはコンバートでOFをできる選手という感じでしょう。
結論としては毎年同じですけど、あまり高い契約金を要求しない、指名時点で残っている最も優秀な選手を指名すればいいと思います。

2016-06-02

5月成績

かるく5月の成績をみておきましょう。というか4月はこの記事を書かなかったのでまず4月のチーム成績と5月のチーム成績を並べておきます。



4月5月
勝敗13-1017-11
得失点差+24+41
野手fWAR2.26.6
wRC+99127
投手fWAR3.21.8
防御率3.043.64




5月は得失点差が大きなプラスとなり6つの勝ち越し。MINの3連敗は悔やまれるところであれがなければ貯金が二桁で6月に入れていたのになあと思ってしまいます。まあ終わったことは仕方ないです。


打撃は5月に入ってリーグでも上位の成績を残しています。
4月.228/.314/.397だったのが5月は.283/.346/.477 へ。平均得点は4.17から5.57へ大きく上昇しています。wRC+も5月はBOSに次いでMLB2位、シーズン全体でも4位で今年は打撃のチームになっています。

先に4月の選手別状況を振り返っておくと、開幕から打ちまくったCanoはその後冷えてしまって最終的には.226/.301/.516でした。最も高いwRC+だったのがSmithの170。そのほか好成績だったのはCruzと打席数の少ないLeeくらい。 Seager, Lind, 青木、Gutiなどが不調でした。

5月はwRC+でみるとMLB全体のトップ20にマリナーズから4人(Seager186, Cano184, Cruz159, Martin157)も入るという異常事態!?
選手別に見るとやはりSeagerの復調が一番大きく、4月.159/.266/.378から5月.361/.421/.630と見違える成績です。 シーズン成績で見ても今の成績を160試合に換算すると初の30HR超などキャリアハイのペースになっています。ここまで好調だといつまでこの調子が続くのかという不安も出てきてしまうくらいですね。

そして予想外の打棒を見せたのがMartin。4月はHRか三振かという印象もあって、こんな選手だったっけと思っていたんですが、5月は三振率が2/3に減って打率が大幅上昇。キャリア成績と比較するとゴロが減ってフライが多くなっていることに気づきます。これもHRが増えている要因でしょう。さすがにHR/FBは高すぎると思いますけど。

Canoは引き続きHRが出ていて5月は高打率もマーク。本塁打、打点の両部門でトップを争う活躍を続けています。Cruzは今年成績を落とすかと思っていましたが、ここまでをみるとそんなに大きく落ちることはなく打点は100を超えるペースです。

苦しんでいる印象の青木も5月は.284/.357/.373とキャリア成績に近い数字を残しました。

あとはプラトーンで出場が限定されているLindやGutiに当たりが出始めていて、このままプラトーンが機能していけば大きいと思います。Smith/Gutiはいいんですけど、1BはLeeが左より右を打っていたり、Lindが右より左に成績が良かったりします。もちろん打席数が少ないのでこれからは期待する成績になっていくんでしょうけどね。

一方で苦しんでいるのが捕手陣。Iannetta.176/.262/.284, Clevenger.214/.267/.214 という5月でした。昨季の捕手通算成績は.159/.205/.259なので、これでも昨年よりはずいぶん良いわけですけど。。。ちなみにIannettaの契約は75試合以上出場するとボーナスが5試合ごとに払われるようで、今のペースだと$1.75Mも支払うことになります。
マイナーから上がってきた選手たちの成績も厳しいですね。もちろん出場機会が限られていたりして難しい立場なのは理解できますけど、ぜひアピールしてメジャーに定着してほしいものです。




投手を見ていきましょう。
防御率が少し落ちているのは先発陣の影響で3.27から4.30へと悪化していて、ブルペンは大きな差はなく5月もがんばっています(5月ブルペン防御率はMLB3位)。

先発陣はエースらしいエースがいない状況。Felixはだいぶ減ってきたとはいえ今季与四球がMLBワースト20に入っていてなんとか失点は防いでいる状況。岩隈は一時期よりは良くなってきたんでしょうけど、まだ本来の安定した投球ではありません。ほかのローテ投手もエースとは言えない状況。一番安定しているのはKarnsなのかもしれませんが、球数が増えてくると急に打たれるイメージで1試合平均6イニング投げられていません。
数字で見ると5月防御率が4を切っていたのはKarns3.31のただ一人。残りの4人は4点台でした。先発投手のWARは1にも届いていません。
Felixが復調して、Walkerら若手が成長していけばいいんですけど、このままエースらしいエースなしでプレイオフを目指していくのか、どこかで補強があるのか。もちろん今すぐにというわけじゃないですけど。

ブルペンは好調な投手がいる一方で打たれることが目立つ投手も出始めているので、役割を変えたり入れ替えたりで凌いでいくことになるでしょう。マイナーにも候補はまだいるのでもうしばらくは補強の必要性はないはず。いずれ補強するとしても今の状況であれば緊急補強ではなく計画的にもう少しシーズンが進んでからということになるはずです。

個人成績をみると、打たれているのはPeraltaとCishekくらいで、防御率を見ればあとのメンバーは問題なし(Guaipeはもう落としてるので)。Vncentは少しやられたイメージがありますけど防御率で見れば2.92です。
Cishekは続けて打たれたものの5月登板11試合中出塁を許したのは6試合だけであの2試合を除けば安定しています。5月前半は登板が増えていたのでちょうど疲れがきていたのかもしれません。最近は休ませてもらって半月で3試合しか登板していません。その3試合は1人も出塁を許していません。
気がかりなのがPeraltaです。5月だけで16試合も投げさせられて疲れが出ているのも大きいと思いますが、勝っている試合の終盤に使うにはコマンドがないのが怖いですね。球速もないのでフォークをどれだけ振らせるか。三振はとれているので基本的には良いと思うんですけど、少し間違うとやられてしまいます。

新戦力として昇格してきたSteve Johnsonの活躍はすばらしいです。球速はありませんが、伸びのあるファストボールは気持ちがいいですね。ここまでは出来すぎなのかもしれませんけど見事なリリーフをみせています。四球が多いようですが。
Montgomery, Nunoの両左腕は相変わらずで、もっと良い場面で使えるレベルを維持していると思います。



最後TEXに抜かれはしましたが、5月も勝ち越して貯金9で6月に入ることになりました。6月は勝率が5割を超えているチームとの対戦が多くなりますからここが前半戦の踏ん張りどころ。特に首位争いをしているTEXと6戦が組まれています(今季は3勝3敗)。野手陣も故障者が出始め、FelixもDLに入るなどロスターの厚みが試されることになってきます。毎度言っていますがこの厚みがあるのがTEXで、毎年上位予想している理由です。マリナーズは離脱者が増えたときどう乗り切っていくのかに注目です。

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